思っているより一方通行ではない。
一泊二日で北海道に行ってきた。弾丸帰省。
地元の俗にいうようなマイメン(俺はそう思ってる)と飲みにいった。
高校からの付き合いで自分の趣味、嗜好、言葉遣いだったりかなり多くの部分はこの人たちから影響されたって自称できるくらい大きい存在な人たちで。
ただ中には自分の社会不適合さが原因でちょっとぎくしゃくしてしまった人もいて、高校卒業までそのわだかまりはとれなくて、自分ひとり自己否定かまして居場所見失ってしんどい時期もあって。
卒業してからはなんとなく時間が解決してくれたのかそのことに触れることもなく話したりはできるようになったんだけど。
おれもそれでいいのかなって思ってたんだけど。
一昨日飲みにいったとき酒の勢いもあって誰かがその話を持ち出してその本人からそうなってしまった原因を話してもらった。
当時は本人にそれを問う勇気なんてなかったから(今もない)なんとなく自分の中でなんとなくの理由を仮定してなんとなく自分を納得させてやり過ごしてたんだけど。その理由とは全然違うところでわだかまりは起きてて、内に篭って話せなかったのはおれだけだったから周りの他の人たちはみんな知ってたことを5年越しくらいにようやく知った。
「今こうやって楽しく話せてるからいいんだよ。」なんて言ってくれたけどおれはなんも謝れてないし(酔っ払って覚えてないけどこの日も)相手の寛大さに甘えてるだけだけど、その一言でもう忘れかけてたけど確実の脳の奥に刺さってた錆びた刃物が溶けた気がして家帰って思い返して、東京戻ってまた思い返してすごいニヤニヤしちゃって、すごい救われたんだ。
所詮自称だしまだまだガキなこともわかってるけどあの頃よりは少し成長できてくだらない自意識もちょっとは減ってると思うし。
これからはちゃんと逃げたくないなって思った。相手のためにも自分のためにも。
自分はいい人と会う運だけはすごいと思ってたけど思ってるよりすごいから、ほんとにみんないいやつでみんなちゃんと見てくれてるんだってことわかりながらこれからおれもその人たちにとってのいいやつになっていきたいなって思った。
言いたいのはこんなきれいごとじゃないんだけど突っかかるものなく笑得るようになれてほんとによかったぜという気持ち。